2011年2月9日水曜日

伝統とモダン

週末、ひょんなことから国立文楽劇場に日本舞踊を観に行くことに。



なんかイケテル。

最低限のオブジェで構成される、ミニマムな舞台。



生演奏の長唄や三味線の音色が心地いい。
弦の単音の「響き」と「間」、唄の「トーン」と「伸び」が絶妙。

必要最小限なもので表現する研ぎ澄まされた感じ。
日本独特のものなのかなぁ。

そういえば、フランク・ザッパは「能」の音世界に宇宙を見たといっていたなぁ。
浄瑠璃や能、狂言も気になる。

そういえば、少し前の夕刊に興味深い記事が、、



以下新聞抜粋↓

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「モダンこそ未来の伝統」

~省略~
伝統と近代性、そして、それぞれの関係性について考えてみた。
そもそも現在、我々が伝統的と考えているものはすべて、
それらが誕生した当時はしばらくの間はモダンと形容されていたはずだ。
時代の波を乗り越えてきた結果、伝統となり、現在存在している。
 つまり伝統的なものとは、過去にはモダンと呼ばれていたものの中でもベストなものを指す。言いかえれば現在モダンで最良のものは、未来の伝統になる可能性があるということだ。

日本には実績に裏打ちされた強い伝統がたくさんある。と同時に近代化を受け入れ、多くの独自な商品やアイデアを提供してきた国でもある。
私の友人のように、日本が伝統とモダンを見事に融合させていくことができれば、そのようにして新しく作られたものは、時代の試練の中で生き残り、未来の伝統となっていくのではないか。
 ニック・ワディントン(モンブランGBUジャパン最高経営責任者)

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自分たちがいまデジタル上で創っている表現も未来には伝統となるのだろうか。
伝統になることを目指すわけではないが、
色んな事を吸収し、モダンな中でもベストと思える仕事をやって行きたいものだ。

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